ライセンスサーバは Usageログファイル を生成できます。Usageログファイルの名前と場所は、ライセンスサーバの起動オプションによって設定されます。ライセンスサーバは、すべてのライセンスリクエストとそれらに対する応答を、このファイルに記録します。lsusageユーティリティを使用すると、Usageログのレポートを生成できます。
Sentinel RMSは、ログファイルがその最大サイズに達するまで、同じログファイルにレコードを書き込みます。最大サイズのデフォルト値は1MBですが、LSERVOPTS環境変数またはコマンドラインで-zオプションを使用することにより、最大サイズを変更できます。LSERVOPTS環境変数またはコマンドラインで-xオプションが使用されている場合を除き、ログファイルが最大サイズに達すると、その時点のログファイルの内容がバックアップファイルに保存されます。バックアップが無効にする-xオプションが指定されている場合には、ライセンスサーバは、ログファイルが最大サイズに達した時点でロギングを停止します。 ライセンスサーバの-xおよび-zオプション、およびログファイルのバックアップの生成方法については、ライセンスサーバ ― 使用頻度の高い変数を参照してください。
推奨する設定は次のとおりです。(以下はそれぞれ、LSERVOPTS環境変数またはコマンドラインでオプションを使用して設定できます。)
ライセンスサーバのUsageログファイルの管理とバックアップについて、以下の推奨事項に留意してください。たとえば管理者がUsageログファイルの最大サイズを2MBに設定した場合、サイズが2MBに達すると、ライセンスサーバはUsageログファイルの名前に00、01...というサフィックスを付加していきます。サフィックスの最大値は99です。たとえば、lserv00.log、lserv01.log、lserv02.log、...lserv99.logとなります。サフィックスは99に達すると00に戻り、同じ名前の既存のログファイルが上書きされます。たとえば、lserv00.logから始まって、lserv99.logに達すると、lserv00.logに戻ります。100個以上のログファイルを保存するためには、独自にスクリプトを作成して、最初の100個のログファイルのバックアップをとり、制限値の100に達したら、バックアップを別の場所にコピーしてから最初のログファイルを上書きするとよいでしょう。
たとえば、ログファイルの最大サイズを2MBに設定し、他のライセンスサーバオプションを指定しない場合、LSERVOPTsに-z 2mを指定します。
ソフトウェアベンダとの契約によっては、-xオプションによってログファイルのバックアップを停止しないよう、ソフトウェアベンダが要求することがあります。
Sentinel RMSのログファイルに7ビットのASCII文字以外の文字が含まれている(たとえばユーザ名に漢字などマルチバイト文字が含まれている)場合、それらの文字はログファイルに直接表示されません。しかし、 lsusageの-cオプションを使用してログファイルからCSVフォーマットの出力を生成すれば、マルチバイト言語を表示できるオペレーティングシステムで適切なテキストエディタを使用することにより、マルチバイト文字を表示できます。また、CSVファイルからMicrosoft Accessのレポートを作成し、マルチバイト言語対応のオペレーティングシステムで表示できます。CSVファイルからレポートを生成する方法については、ライセンスのUsageレポートの生成を参照してください。
セキュリティ上の理由から、ネットワーク管理者はライセンスサーバログファイルのネットワークトランザクションレコードの一部または全部を暗号化できます。暗号化レベルを設定するには、ライセンスサーバの起動オプションの-lfeに値1~4を指定します。
| 暗号化レベル | 説明 |
|---|---|
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1 |
暗号化しません。トランザクションデータは読み取り可能となります。ログエントリの改ざんや削除はlsusageによって検出されません。 |
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2 |
暗号化しません。トランザクションデータは読み取り可能となりますが、ログエントリの改ざんや削除はlsusageによって検出されます。暗号化レベルを指定しない場合(およびソフトウェアベンダが顧客のライセンスコードに対して暗号化レベルを設定していない場合)、これがデフォルトの暗号化レベルとして使用されます。 |
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3 |
Usageレコードのみを暗号化します。Usage以外の トランザクションデータは読み取り可能となります。Usageレコードはlsusageによって表示されません。 |
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4 |
レコード全体を暗号化します。ライセンスコードのすべてのトランザクションデータを暗号化します。すべてのトランザクションデータはlsusageによって表示されません。 |
個々のライセンスコードに対して、ソフトウェアベンダは特定の暗号化レベルを指定することがあります。その場合、顧客の暗号化レベルの設定に関わらず、すべてのエントリは、ソフトウェアベンダが指定した暗号化レベルで暗号化されます。ソフトウェアベンダがライセンスコードでユーザ定義の暗号化レベルを許可している場合に限り、顧客はトランザクションデータの暗号化レベルを設定できます。
lsusageの詳細については、lsusage - Usageログファイルの表示を参照してください。