2.エラー箇所の確認方法


※チェックメイトの一般的な使用方法につきましてはNXに付属するチェックメイトのマニュアルをご参照ください。

※参照点を作成するためには該当するオプションを有効にする必要があります。
 詳しくは「3.検証」−「1.検証」−「カスタマイズ設定」をご参照ください。)

ハイライトによるエラー要素の特定方法

検証処理が完了すると結果ダイアログが開き、結果が一覧表示されます。
 
各アイコンの意味は以下の通りです。
 
「チェッカを構成」でチェックを外した項目にはスキップアイコンが表示されます。
エラーが検出された項目には不合格アイコンが表示されます。
 
該当項目のツリーノードを開くとエラー箇所ごとに関連要素が表示されます。
(下図はフェース間の隙間のエラー箇所の関連要素であるフェース、 点(参照点、後述)、エッジが表示された例)
 
ツリー中の各要素を選択するとNXのグラフィックス画面上で該当要素がハ イライトされます。
 
要素を選択した状態で右クリックし、表示されるコンテキストメニューの 「タグのビューにフォーカス」を実行することで、対象 要素をグラフィックス画面上で容易に確認することができます。
 
エラー箇所ごとに関連要素が複数存在する場合には、エラー項目をダブルクリックした際 に、グループ情報が「チェックメイト結果」に表示されます。
(下図は「曲線間の隙間」のエラー箇所ごとに曲線間の隙間の位 置を示す参照点が2組表示されている例。
エラー箇所ごとにIndex1, Index2というインデックスが表示されています。)
** NOTE **
"エッジ - Index: 1 / 2"とは隙間を持つエッジが全体で2組検出され、その内の 1組目のエッジであることを意味します。
続いて、1組目のエッジが持つ隙間の幅が"0.010239 [mm]"と表示されます。
この位置に参照点が生成され、エッジと同じIndex 1が振られます。


検証項目ごとにハイライトされる要素は以下の通りです。
ID 不具合項目 ハイライト要素 参照点付加位置 参照点グループ名 マーカー
1 Tiny Curve or Segment (Curve)
微小曲線/セグメント(曲線)
該当するエッジ1 N/A N/A N/A
2 Narrow Face
全体的に狭いフェース
該当するフェース1 N/A N/A N/A
3 Over-Used Edge
過度な共有エッジ
該当するエッジ1 N/A N/A N/A
4 Inconsistent Edge In Loop
エッジループの向き
該当するフェース1、参照点1 曲線のパラメータ0.5の位置 PDQ_G-LO-IT
5 Large Edge Face Gap
エッジとベース曲面の隙間
該当するエッジ1、フェース1、参照点1 (隙間が複数存在する場合は最初に検出された箇所のみ) ベース曲面とエッジの隙間が最大となるエッジ上の位置 PDQ_G-FA-EG
6 Large Face Gap
フェース間の隙間
該当するフェース2、隙間が存在する箇所のエッジ1、参照点1 (隙間が複数存在する場合は最初に検出された箇所のみ) 2枚のフェースの隙間が最大となるエッジ上の位置 PDQ_G-SH-LG
7 Large Curve Gap
曲線間の隙間
該当するエッジ2、参照点1 2本のエッジ間の頂点の位置 PDQ_G-CG-LG
8 Self-Intersecting Loop
エッジループの自己干渉
該当するフェース1、エッジ2、参照点1 or なし エッジループが自己交差している位置 (複数箇所自己干渉している場合は最初の一箇所のみ) PDQ_G-LO-IS
9 Self-Intersecting Surface
曲面の自己干渉
該当するフェース1、参照点1 曲面が自己干渉している位置(複数箇所自己干渉している場合は最初の一箇所のみ) PDQ_G-SU-IS
10 Non-Tangent Segments
セグメント間の折れ
該当するエッジ1、参照点1 曲線の折れ位置 (複数箇所折れがある場合は最初の一箇所のみ) PDQ_G-CU-NT
11 Non-Tangent Patches
サーフェスパッチ間の折れ
該当するフェース1、参照点1 曲面の折れ位置。UV片側方向に折れている場合には、アイソカーブの開始点、双方向に折れている場合にはアイソカーブの交点の位置 (複数箇所折れがある場合は最初の一箇所のみ) PDQ_G-SU-NT
12 Tiny Curve or Segment (Segment)
微小曲線/セグメント(セグメント)
該当するエッジ1、参照点1 微小セグメントの位置(開始位置) PDQ_G-ED-TI GEO
13 Narrow Surface or Patch (Patch)
狭い曲面/サーフェスパッチ(パッチ)
該当するフェース1、参照点1 該当するフェースのパラメータ(0.5,0.5)の位置 PDQ_G-SU-NA
14 Self-Intersecting Curve
曲線の自己干渉
該当するエッジ1、参照点1 曲線が自己干渉している位置(複数箇所自己干渉がある場合には最初の一箇所のみ) PDQ_G-CU-IS
15 Embedded Faces
重複フェース
該当するフェース2 N/A N/A N/A
T1 ToleranceCheck - Feature Tolerance
トレランスチェック - フィーチャートレランス
該当するフィーチャ N/A N/A N/A
T2 ToleranceCheck - Edge Tolerance
トレランスチェック - エッジトレランス
該当するエッジ N/A N/A N/A
T3 ToleranceCheck - Default Tolerance
トレランスチェック - デフォルトトレランス
N/A N/A N/A N/A

エラー関連要素のカウント数について

結果ツリー中各検証項目の横に表示される「数」欄に表示される数は、エラー箇所の数ではなく、 各項目に含まれる全関連要素の数(=エラー箇所の数×1箇所あたりの関連要素数)です。

エラー関連要素の最大表示数について

チェックメイトの仕様として、ダイアログの結果ツリーにおいて、 各検証項目ごとに表示される関連要素の数は、初期設定により制限があります。


関連要素の最大表示数を変更したい場合には、NXメニューより [ファイル]→[ユーティリティ]→[カスタマデフォルト]→[解析]→[チェックメイト] 内の、 「ログオブジェクトの最大数」と「表示オブジェクトの最大数」の値を設定することで 変更可能です。

・「一般」タブで「ログオブジェクトの最大数」の値を変更します。

・「一般」タブで「表示オブジェクトの最大数」の値を変更します。

上記2箇所の値を設定して頂くことにより、最大表示数が変更されます。

エラー箇所数の上限について

チェックメイトに登録されるエラー検出箇所数の上限はデフォルトで2000に設定されています。 2000箇所以上エラーが検出された場合、「ポストチェック」の結果が"WARNING"となり、全項目の エラー合計数が表示されます。
 

チェックされないフェースに関して

フェースやエッジがジオメトリを持っていない場合、その要素がチェックされないことがあります。 このような場合、「ポストチェック」の結果が不合格となります。結果表示ダイアログには、その要素および要素についての参照点が表示されます。

参照点は以下のように作成されます。

・ フェースがジオメトリを持たない場合
"POINT_ON_EXTRACT_FAIL_FACE"という名前の参照点が、フェースに関連する全エッジの中点に作成されます。

・ エッジがジオメトリを持たない場合
"POINT_ON_EXTRACT_FAIL_EDGE"という名前の参照点が、エッジの両端点に作成されます。

【注意】フェースがジオメトリを持っていない場合など、フェースがハイライトされないことがあります。
 

参照点によるエラー詳細位置の特定方法

CADdoctor for NX Checkerはエラー発生箇所の詳細位置を示すためにNXモデル内に参照点 を作成します。
参照点はチェックメイトダイアログの結果ツリーの中にエラー関連 要素として表示されますので、チェックメイトのハイライト表示、ビューのパ ン機能などを用いてエラー発生位置を詳細に特定することができます。

参照点の作成位置、マーカー種類などの詳細につきましては上記の表を参照ください。

参照点グループの操作

参照点はNXのパートナビゲータ上の「未使用アイテム」フォルダ内に各検証項 目ごとにグループ分けされて登録されます。グループを選択した状態で右クリックし、コンテキストメニューを実行することで、表示/非表示の切り替えや、一括削除などの操作をすることが可能です。